混合ガス(Mixture gas)リスト
タツオカでは、下記用途の他、分析用燃料、助然、工業雰囲気用、照明光源用など、多種の混合ガスを取り扱っておりますので、ぜひ、お問い合わせください。
少量の場合、超小型ボンベをご利用ください。
ボロンドープダイヤモンド/ダイヤモンド電極向けガス
トリメチルボロン+水素 混合ガス
標準商品仕様 | |
成分ガス | トリメチルボロン (CH3)3B |
希釈ガス | 水素 H2 |
容器 | 3.4L(貸与) |
充填量 | 100L(at 35℃) |
混合比 | トリメチルボロン 1% 水素 希釈 (混合製造精度 ±10%) |
弊社トリメチルボロンの特徴
- ボロンドープダイヤモンド/ダイヤモンド電極の製造に使用されるガスです。
- 弊社独自の強固なネットワークにより、原料の調達からガスの混合まで安定した供給体制を誇っております。
- 既に、期待される新規材料の原料として、研究所・製造会社等へ、実際にご採用頂いております。
- 一部を除き、地方への発送もご相談承ります。
ガス関連プション機器
- マスフローコントローラー、圧力調整器/レギュレーター、配管敷設工事、シリンダーキャビネット
トリメチルボロン+水素 混合ガスカタログ (1435KB) |
ボロンドープダイヤモンドについて
ダイヤモンドは炭素の原子がダイヤモンド結晶構造という特殊な立方格子に配列したもので、自然界中で最も硬い物質として良く知られている。また、屈折率の高さが宝石としての美しさを生み出している。さらに、ほとんどは電気的絶縁で、非常に高い熱伝導性を持つ。
一方、ボロンドープダイヤモンドは、炭素の一部をホウ素に置換した物質で、ダイヤモンドの特性を持ちながら、化学的に不活性で、白金電極よりも優れた素材として期待されている。
さらに、ホウ素がドープされたことにより、P型半導体としての特性を持つ様になる。超伝導性も発見されている。
ボロンドープダイヤモンドの電気化学的特性
- 広い電位窓
他の物質で得られない特異な酸化・還元反応が可能 - 物理的・化学的に安定
汚れや、強酸、強アルカリ、有機溶媒中でも使用が可能 - 小さなバックグラウンド電流
シグナル/バックグランド比が大きいため電気化学分析における高感度センサとして使用可能
ボロンドープダイヤモンドの用途
- 硬度:研削・切削工具
- 熱伝導性:ヒートシンク材料
- 電気化学的特性:環境浄化、電気化学センサ
- 半導体:透明電極
ボロンドープダイヤモンド/ダイヤモンド電極の製造方法
- 熱フィラメントCVD装置
- マイクロ波CVD装置によるCVD法
組成・成分情報
化学式 | (CH3)3B |
CAS番号 | 593-90-8 |
分子量 | 55.92 |
物理的状態 | 無色気体 |
安定性及び反応性
安定性 | 空気中で自然発火する |
危険有害反応可能性 | 空気中で自然発火する |
避けるべき条件 | 高温、直射日光 |
混食危険物質 | 酸化剤、ハロゲン、水 |
危険有害な分解生成物 | ホウ素酸化物 |
放射線測定用ガス
PRガス
CH4 10%/Ar 納期即納
- PRガスは比例計数管とよばれる、放射線測定器に使用されるガスです。
- 放射線は、PRガスに入射すると分子をイオンと電子に電離します。
- 電離箱とよばれる、1KV程の電圧をかけた箱内では、分離した電子は電圧で加速され、他の分子に衝突してさらに電離をおこし、二次、三次の電離が連鎖します。
- 電子は最終的に、電極に達して、検知することができるので、微量の放射線が大量の電子として増幅されて検知することができます。